キッチンの家相

キッチンの配置というのが現代では自由になりつつあります。

というのも冷蔵庫の出現でものが腐るとかがしにくくなったのと
寒さ対策で床暖房を入れる家庭も出てきたからです。

というのも、キッチンに良く無い方位というのは夏場に温度が上昇する西と
冬場に寒さが厳しくなる北といわれてきたからなのです。

上の二つは家の性能や家電の性能でカバーできるようになってきたといえます。

また、家の中心にキッチンがあるというのもよく無いといわれていました。
ところが、家族のコミュニけーしょんを重視する現代の間取りでは
対面キッチンや、アイランドキッチンなどで家の中心ちかくに
キッチンが配置される間取りも増えてきたのです。

キッチンが家の中心に来るとよく無いデメリットというのは
換気が外気に面する方がしやすいということで
換気扇などで対応することになります。

その時代で優先事項や大事にしなければいけないことは
変化していることなので、家族とのコミュニケーションや
ライフスタイルを重視する配置にするのも
現代の家相ではありになります。

キッチンのそばにあまりにも近いトイレも
気持ちの良いものではありません。

キッチンはいつも清潔に保ち、お皿なども置きっぱなしはタブー
包丁などの出しっぱなしはもっともいけません。

キッチンに除菌水など殺菌機能のあるキッチンも
近年出現してきたのでリフォームや新築の時に
検討してみるのもよいでしょう。

鬼門と裏鬼門の玄関を避ける理由

家相で最も配慮しなければならないのが
張り欠けと玄関の位置になります。

最近の気象状況を言うとゲリラ豪雨という
局地的な雨風が吹き込むためです。

台風のシーズンや梅雨のシーズンでなくても
バケツをひっくり返したような雨が風にあおられて
壁に吹き付けるという現象が起きています。

今まで雨漏りしなかった家においても雨漏りする事例が増えたため
家の形状はできるだけシンプルに
雨漏りのリスクの少ない設計にする必要が出てきたのです。

玄関の方位は鬼門の北東と裏鬼門の南西が良く無いといわれますが、
これは現代の家相でも通用することです。

日本では11月から5月までは北東の風が吹き
6月から9月は南西から風が吹くと言われます。

季節によって風向きが変わるのですが、
北東の風によって鬼門の玄関はドアを開けたときに
内部まで風が吹き付け、温度の低下を招くことになります。

また、強風によってドアの損傷のリスクも増えます。

南西の玄関は温度が異常に上昇して不快なのと
ゲリラ豪雨の時に季節によって強烈な雨風が吹き付ける方位になります。

玄関内部まで漏水の心配があるのです。

雨漏りは精神的な苦痛を伴うので、
家の張り欠けと玄関の方位は設計、間取りのときには
現代でも気にしなければならないことだといえます。

お風呂は家相上配置が自由になった

お風呂が鬼門の北東の方位にあってはいけないというのは
鬼門の方位に不浄なものを配置してはいけないという配慮からです。

最近のお風呂は清潔に保ちやすく清掃しやすく進化しました。
壁のパネルも従来のタイルや石貼りの目地がないような
バスパネルの掃除のしやすいデザインになりました。

浴槽も汚れの付きにくいコーティングが施されています。

そして近年進化したのが排水口です。

最近の排水口は簡単に掃除できるような仕様になっており、
汚れた状態になりにくいので浴槽は間取り的には綺麗な場所。

体の汚れを排水に流す場所でしたが
むしろ今は他の部屋より綺麗なぐらいです。

であれば最新の家相では自由に配置できるということになります。

ヒートショックなど冷たいと体に悪いということも
断熱性能と床の素材が進化しました。

魔法瓶のような断熱性能のある浴槽をはじめ
床は水切れもよく乾燥するようになり
足ざわりも柔らかくひんやりしない素材になりました。

昔のようにひんやりした床ではないので
これも間取りを自由に出来る要因になります。

最新の家相ではお風呂は自由に配置しても
トイレや玄関と比較すると問題はないと言えます。

子供部屋の方位

子供が小学校の高学年になると自分の部屋が欲しくなります。
親の都合で言えば勉強をする部屋です。

子供の都合で言えば親の目の届かない自分だけのスペースが欲しい。
インターネットも邪魔が入らずに楽しめるのです。

子供が小学校低学年のうちは、リビングの一角に
学習コーナーをつくって宿題を見るということもできますが、
徐々に宿題も難易度が上がって親の手に負えなくなってきます。

そこで、自分の部屋で集中して勉強ということになります。
学習するのには暑い部屋というのはあまり適しません。
日中蓄熱されて夜には壁が熱を放出する西側は避けた方が良いです。

東や北側などは学習や事務作業に適しています。
東側の部屋は朝日が入るので快適に目覚めることもできるので
子供部屋に最適な方位といえます。

南側や南東の部屋も良い方位です。
朝日の入る部屋ということで生活リズムも良くなります。

また、日光を浴びることでセロトニンが体内から生成されます。

セロトニンが不足すると暴力的になったり鬱になりやすくなるなど、
精神的に不安定な状態になりやすくなります。

子供の心の健康を保つのに日当たりのよい部屋は重要ですが
暑すぎると勉強に支障があるといったところです。

日光は反射しても入るので北側でも自然光を得ることは可能です。
西側の部屋を避ける方位が子供部屋には合っていると言えます。

キッチンの方位

キッチンの方位は東向きが良いとされています。

それは食べ物や貯蔵するものが腐りにくいためで、
古い民家の見学などに行くと土間やかまどが東にあったものです。

近年では冷蔵庫の登場で貯蔵するものは腐りにくく、
清潔感のあるキッチンによって東以外の方位でも
不潔になりにくい状態になってきています。

昔は家の中心にあってはいけないとされたキッチンは
今ではオープンなスタイルに変貌しています。

むしろ間取り的には家の中心にあると、周囲が見渡せるようになり
家族とのコミュニケーションに良い間取りになりました。

キッチンは家の中心にあっても問題ないということです。

さらに水が流れやすいキッチンが各社で研究され
湿気がたまる、汚れやすい排水溝のキッチンもすく案くなりました。

除菌水を搭載するメーカーも登場し、
キッチンシンクや排水溝をはじめまな板まで
除菌できるようになっているのです。

トイレや玄関など制約の多い間取りにおいて、
現代の間取りではキッチンは比較的自由に配置してもよいと言えます。

キッチンは方位を気にするよりもほかのスペースとのつながり、
関連性を重視して間取りをするのが正解です。

例えば洗面脱衣室との関係性、物干しの動線計画など
コンパクトに家事動線がつながる配置に気を配るほうが良い間取りになります。

家相には理由がありました。

設計に携わって30年以上経過しました。
私自身、若い時は家相とか風水とかを信じていませんでした。
私のクライアントの中には親の勧めで家相鑑定をして、
数十万というコストをかけた方もいました。
そのコストがあれば泡の出るお風呂になるのにと思ったものです。

家相は満足度を高めるとか、メンタルのケアとか、
商売をしている人の演技担ぎなのかなと思うこともありました。

ところが、住宅を建てつづけると
家相もあながち嘘でもないなと感じることが多々あるのです。

家相でこれが良くないと言われることの中に
明らかに住宅に不具合がある項目が見られたのです。

家相には理由がありました。

霊感商法的な家相と言うことでなく、
住宅設計を通して不具合が一致した最新の家相を
設計者としてお伝えしていきたいと思います。

張り 欠け 家相

現代の家相でもっとも優先度の高いのが張り欠けです。

張り欠けのある家に起こることは屋根の形状が複雑になってしまうことです。
このことで起こるのが雨漏りのリスクが高まると言うことです。

また、間取り上くぼみが発生してしまうため、
雨風の吹き溜まりになり外壁が傷みやすい状態になります。

家のメンテナンスで訪問するとL型の隅角に
緑色のコケが付着している例が見られます。

清掃やカビとり剤で対応すればよいとはいえ、
通常の平面の壁になにも異常がないのに、隅角だけ緑色になる場合
そこに湿気がたまっているということが起こっているからです。

現代の家相では張り欠けを気にしなければならないのは
ゲリラ豪雨などの風雨は局地的に雨量が多く、
風を伴って横からも吹き付けるからです。

今までの想定を越えた量である危険も高く
雨風に対する家の形状は過剰目に気にしたほうが良いと考えます。

張り欠けのない家は構造的にも安定して
地震に強い形状であることからも優先度を上げたほうが良い項目になります。

部屋に置くと開運するアイテム

開運に役に立つアイテムというのがあります。

例えば玄関の観葉植物です。

観葉植物は悪い気を吸い取ってくれる効果があります。
すがすがしい空気が玄関に満ちることで
良い気を招き入れることができます。

逆にドライフラワーなどは良くないとされます。

空気を清浄する機能もないというのと、
枯れているもの、死んでいる生き物を飾る
というので縁起が良いとは言えません。

リビングにあるとよいものは空気清浄機です。

これも、空気をきれいに保つことで快適な空間になるのと、
空気をきれいにするというのは健康に良いのです。

最近はエアコンに清浄機の機能も付いたものが販売されました。
プラズマクラスターなどの清浄機はペットのにおいも消えるのでおすすめです。

寝室にあるとよいのはライトスタンドです。
真っ暗な状態よりもスタンドがあれば明るく気分もよくなります。

ライトスタンドは太陽の変わりにの意味合いにもなるので
部屋の気を明るくすることで幸福度をアップします。

窓のない部屋は鬱になる

家相で個室の位置を気にする場合があります。

子供部屋は東に窓の取れる位置に配置
北東や南東などに子供部屋があれば東の光を受けられ

朝に活動しやすい状態になります。

窓のない部屋はNGです。

鬱と窓のない部屋には関係性があり
光を浴びることで体からセロトニンが生成され
健康的な精神状態を作り出すことがわかっています。

西の窓は西日が強すぎて部屋の温度が上昇しすぎます。
勉強には向かない環境になるので西窓は大きく開けないほうがベスト

東窓や南の窓は大きく取っていくと家相は良いです。

天窓は雨漏りの危険性があるのでできるだけ避けるのがベスト
どうしても上の方から光を取りたい場合は
ドーマー窓や高窓にする方が良いでしょう。

浴室があるとよくない方位

浴室が向いていない方位というのは湿気がたまりやすい場所
そして寒い場所です。

湿気がたまりやすい場所はカビなどが生えやすく
メンテナンスが大変です。

まめに掃除しないと浴室が傷んでしまうのです。

そして、冷える場所というのはヒートショックをおこして
最悪の場合命の危険があるということです。

ヒートショックとは温度差があることで
急激な血圧の変化を体に起こしてしまうことです。

家の真ん中の換気できない場所に浴槽のあるのも
湿気を溜めかねない位置になります。

とはいえ、玄関やトイレだけでも鬼門の北東を避けるので大変です。
すべての部屋を条件の良い方位にするのは難題です。

解決方法としては断熱性能の良いお風呂にするか
浴室暖房乾燥機をつけるという方法があります。




プロフィール

家相学を研究しながら家の設計に携わって30年になりました。家相学は根拠のあることで家の設計に十分生きてくることがわかりました。家相学研究室、一級建築士